愛犬や愛猫の口が臭い、歯石がある、涎が出るので病院に連れて行ったけど、
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- 様子、経過を見てくださいと言われたけど心配...
- 検査してくれなかった...
- 病院ではよくわからなかった...
- 病院では質問しづらかった...
- 混乱してうまく理解できなかった...
- もっと詳しく知りたい!
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結論から言うと、多くの口腔異常では、その疾患の特徴のほとんどは肉眼的所見から得られます。
口腔内に炎症があると、口臭や流涎、口腔粘膜の腫脹・発赤がみられます。
口腔異常の中で最も多くみられる歯周病において、通常みられる臨床症状は歯垢・歯石蓄積や歯肉の腫脹・発赤ですが、
くしゃみや眼脂、頬の腫脹も歯周病に起因してみられることが少なくないので注意が必要です。
原因を追究して、確定診断した後、適切に根治治療を行わないと臨床症状は改善されないことが多いです。
この記事では、愛犬や愛猫の口が臭い、歯石がある、涎が出る場合について、その理由をアカデミックな面からまとめました。
この記事を読めば、愛犬や愛猫の口が臭い、歯石がある、涎が出る際の症状、原因、治療法までがわかります。
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✔︎本記事の信憑性
この記事を書いている私は、大学病院、専門病院、一般病院での勤務経験があり、
論文発表や学会での表彰経験もあります。
今は海外で獣医の勉強をしながら、ボーダーコリー2頭と生活をしています。
臨床獣医師、研究者、犬の飼い主という3つの観点から科学的根拠に基づく正しい情報を発信中!
記事の信頼性担保につながりますので、じっくりご覧いただけますと幸いですm(_ _)m
» 参考:管理人の獣医師のプロフィール【出身大学〜現在、受賞歴など】
✔︎本記事の内容
犬や猫の口腔異常(口臭、歯石、流涎)とは!?〜その原因、症状、治療法まで〜
この記事の目次
犬や猫の口腔異常(口臭、歯石、流涎)の原因
口腔内疾患のみならず口腔以外の疾患に起因して口腔異常が認められます。
例えば顔面神経麻痺は、口腔内疾患に由来せず、中耳炎、内耳炎、外傷や甲状腺機能低下症あるいは脳神経疾患から口唇などを動かすことができなくなります。
しかし、多くは、口腔内疾患から生じます。
口腔は消化器の起始部にあって、採食、咀嚼および嚥下することで食物を消化管に送り込み、生命を維持していく大切な器官です。
特に肉食動物において口腔は獲物を捕え、肉を切り裂き、自身を外的攻撃から守り、毛づくろいをし、相手と舐め合うことによるコミュニケーションや性行動の手段としても機能します。
口腔が解剖学的および機能的に正常であれば問題はないが、異常を認める場合、口腔異常と称されます。
口腔異常は、動物の行動・しぐさをはじめ、口臭、疼痛、肉眼的異常、口腔内X線検査、CT検査あるいはMRI検査などから診断されます。
犬や猫の口腔異常(口臭、歯石、流涎)の分類と問題点
多くの口腔異常では、その疾患の特徴のほとんどは肉眼的所見から得られます。
口腔内に炎症があると、口臭や流涎、口腔粘膜の腫脹・発赤がみられます。
例えば、口臭は、歯周病をはじめ、口腔粘膜の炎症、口腔内腫瘍、う蝕、歯髄疾患などで生じます。
口腔の疼痛は重度の歯周病、猫の歯肉口内炎、犬の潰瘍性歯周口内炎、顎骨骨折、口腔内腫瘍などでみられることが多いです。
これら徴候だけからでは、口腔異常について、特定の疾患を確定することは難しいですが、ふるい分けの検査などで確定診断に繋がります。
犬や猫の口腔異常(口臭、歯石、流涎)の症状
◎口臭
口腔疾患による主な口臭の発生機序としては、口腔内の炎症に由来することが多いです。
口腔内の剝離上皮細胞、唾液、歯肉溝滲出液および歯垢中の蛋白、アミノ酸などが口腔内細菌より分解されて主に硫化水素などの揮発性ガスの発生が知られています。
◎歯石
犬や猫では、口腔内がアルカリ性のため、唾液中のカルシウムやリンを取り込んでわずか数日で歯垢から歯肉に変化します。
歯石の表面には歯垢が層状に付着して、歯垢・歯石は次第に厚くなります。
歯石中の細菌は死滅しており、直接、歯周組織に炎症を起こさないですが、その上に歯垢を付着しやすい環境要因を与えています。
歯石の付着した歯面は、黄色から茶褐色にみえます。
◎疼痛
口腔内の痛みは、歯肉、口腔粘膜、歯根膜、歯槽骨あるいは歯髄などに存在する侵害受容器が興奮することで生じます。
特に歯の痛みでは、象牙質が損傷を受けると歯に与えられた機械的刺激や熱性刺激による象牙細管内溶液の移動が起こり、これが機械的刺激となり、象牙細管や歯髄内の侵害受容器が興奮して疼痛が生じます。
歯髄中の象牙芽細胞の周囲にある歯髄の三叉神経の終末である象牙芽細胞下神経叢および辺縁神経叢が疼痛を感知します。
さらに強い炎症が歯髄に生じると歯髄の内圧が亢進して、歯髄が圧迫を受けて激痛を感じるとともに歯髄内の循環障害により容易に歯髄壊死に陥ります。
根尖周囲病巣を引き起こすと歯髄痛のみならず、歯根膜痛を引き起こし、咀嚼時や歯に触れただけでも疼痛を示すようになります。
◎流涎
流涎は、セント・バーナードなどの犬種では正常ですが、その他、生理的に恐怖やストレスにより認められます。
口腔内疾患以外では、吐気、嘔吐、吐出、肝性脳症、頭蓋内腫瘍、中毒性物質などに随伴して認められます。
流涎を生じる機序は、脳幹に存在する唾液核が舌や口腔内のほかの領域や触覚により刺激されることにより分泌されます。
口腔内疾患のほかに咽頭や消化器疾患がある場合や嚥下障害を認めた場合などにおいても流涎が認められます。
◎開口障害
開口障害は、口峡部や頬粘膜の炎症、咀嚼筋炎、顎関節炎、頭蓋下顎骨症、顔面神経麻痺、上下顎骨骨折、顎関節の骨性癒合、口腔内腫瘍などに起因した疼痛や機能障害により生じる。
◎閉口障害
閉口障害は、不正咬合による上下顎歯の軟組織への接触、口峡部や頬粘膜の炎症、顎関節炎、
上下顎骨骨折、下顎結合離開、顎関節脱臼、口腔内腫瘍、咀嚼筋炎、口腔内異物、
顔面神経麻痺などに起因した疼痛や機能障害から生じます。
◎口腔からの出血
口腔からの出血は口腔内炎症、口腔内腫瘍、上下顎骨骨折、重度の歯周病、口腔粘膜の外傷などで生じます。
鼻腔、気管や肺などの呼吸器疾患および食道や胃腸の消化器疾患での出血との鑑別も必要です。
◎くしゃみ、鼻汁、鼻出血
くしゃみ、鼻汁、鼻出血は上部気道炎や鼻腔内腫瘍などの呼吸器疾患に起因するとは限らず、
上顎歯における重度歯周病や歯の破折に起因した根尖周囲病巣から口鼻瘻管により認められることがあります。
◎眼窩下および下顎の腫脹・哆開
眼窩下および下顎の腫脹・哆開は、重度歯周病や歯の破折に起因した根尖周囲病巣あるいは外歯瘻などの炎症が原因で生じます。
◎咀嚼困難
歯の破折、口腔内炎症、口腔内腫瘍、咀嚼筋炎、頭蓋下顎骨症、上下顎骨骨折、顎関節炎、顎関節の骨性癒合などにより咀嚼困難になることがあります。
◎眼脂
眼科疾患に伴う眼脂ばかりでなく、上顎歯の根尖周囲病巣などにより眼窩下周囲の炎症から眼脂を認めることもあります。
◎不正咬合
正常な咬合以外を不正咬合といいますが、
そのうち上下顎の長さあるいは左右対称性に異常がある場合を骨格性不正咬合
歯並びに異常がある場合を歯性不正咬合といいます。
- 骨格性不正咬合
上顎に比較して下顎が相対的に短い場合や上顎に比較して下顎が相対的に長い状態および上下顎の左右対称性が合わない状態をいう。 - 歯性不正咬合
叢生、転位、傾斜、交叉咬合などをいいます。
犬や猫では一般的に生後約7ヵ月齢で乳歯から永久歯の歯に替わるが、乳歯が遺残すること(乳歯遺残)で不正咬合になることもあります。
小型犬の下顎乳犬歯の遺残により下顎永久犬歯が舌側に萌出して上顎に当たる場合が少なくないです(下顎犬歯の舌側転位)。
これら不正咬合の原因は、遺伝性の可能性もあります。
犬や猫の口腔異常(口臭、歯石、流涎)の対症療法
上記における口臭、歯石、疼痛、流涎、開口障害、閉口障害、口腔からの出血、くしゃみ、鼻汁、鼻出血、眼窩下および下顎の腫脹・哆開、咀嚼困難、眼脂などの症状に応じた治療を行います。
しかし、結局は、原因を追究して、確定診断した後、適切に根治治療を行わないと臨床症状は改善されないことが多いです。
例えば、口臭の原因が歯周病であれば状態により歯垢・歯石除去や抜歯などの歯周病治療を行い、
くしゃみの原因が歯周病に起因した口鼻瘻管であれば歯周病の治療と口鼻瘻管に対する歯肉粘膜フラップ術を行います。
犬や猫の口腔異常(口臭、歯石、流涎)の診断の進め方
口腔の検査をする場合、既往歴と現病歴、日常生活など飼い主からの聴き出し、顔面の外貌をよく観察することからはじめます。
検査の内容は肉眼的な検査、器具・機材を用いた検査、および口腔内X線検査が主です。
最初は意識下での検査結果に基づき、全身麻酔下での詳細な検査を行います。
- 外貌検査
最初に顔面の左右対称性、左右のいずれかの頬・眼窩下や下顎の腫脹・哆開、片側性の流涙、鼻部や頸部の腫脹、口腔周囲の汚れや被毛の濡れ、くしゃみ・鼻汁・鼻出血、前肢の被毛に血液や涎の有無などを確認します。
これらの異常から重度の歯周病、根尖周囲病巣、外歯瘻、鼻口瘻管などの可能性を疑います。
次いで下顎リンパ節、下顎腺や舌下腺の腫脹、ならびに硬結の有無やその程度から、疾患の有無を確認します。 - 触診
続いて口腔周囲を触診して、腫脹や熱感や歯列に沿って皮膚の上から軽度に打診を行って疼痛の有無を確認します。
重度の歯周炎、眼窩下膿瘍や下顎膿瘍、口腔内腫瘍、顎骨骨折、内歯瘻などの場合、疼痛を示すことがある。 - 口腔内検査(口唇を反転)
次に口唇を反転させて口臭を認めた場合、口腔内の炎症を疑います。
口腔粘膜や歯肉の色調、出血、潰瘍や腫脹、内歯瘻、腫瘍の有無、歯の本数、歯の形態や歯の頬側の歯垢・歯石の付着状態なども確認します。 - 口腔内検査(開口)
次いで歯の口蓋側(舌側)の歯垢・歯石の付着状態、歯肉の色調、硬口蓋や軟口蓋、舌背部や舌下部の状態および口峡部、咽頭、扁桃などを確認します。
何度か開口あるいは閉口させて開口障害や閉口障害の有無を観察します。
以上の検査により下記の疾患を判別します。
・上下顎の咬合状態の異常:骨格性不正、歯性不正咬合、顎骨骨折などの可能性。
・歯数の異常:欠歯、過剰歯、埋伏歯、乳歯遺残などを判別。
・歯の形態異常や色の変化:エナメル質形成不全、破折、う蝕、摩耗、咬耗、露髄、歯の変色、歯の双生、歯の融合、吸収病巣などを把握。
・歯列の異常:叢生、回転、転位、傾斜、混合歯列などを判別。
・口腔軟部組織の異常:歯肉増殖症、潰瘍性歯周口内炎、口蓋裂、口鼻瘻管、外歯瘻、内歯瘻、舌炎、口腔内腫瘍、軟口蓋過長、唾液腺嚢腫などが判別。
口鼻瘻管では、口腔内X線検査で罹患歯(すでに歯が脱落している場合は、歯は存在しない)の歯根周囲歯槽骨の吸収と歯周プローブを用いた深いポケットならびに同時にみられる鼻腔からの出血により本症を判別します。
また、X線検査で根尖周囲のX線透過性の亢進や深いポケットにより歯瘻を生じている罹患歯が確認されます。
口腔内腫瘍は切除生検、X線検査やCT検査などで判別します。
犬や猫の口腔異常(口臭、歯石、流涎)の特徴
口腔異常のうち、最も多い疾患は歯周病であり、中年齢から高齢の犬や猫に多く認められます。
歯周病を放置することで根尖周囲病巣に至り、さらに上顎骨が破壊される歯瘻や口鼻瘻管に、下顎骨が破壊されると下顎骨骨折を生じることがあります。
歯の破折は硬いものを咬むことで上顎第四前臼歯の平板破折を認めることが多いが、その上に歯垢・歯石が付着して破折していることがわかりにくくなることもあります。
破折露髄部から細菌が侵入して根管を経て根尖周囲病巣に至り、さらに歯瘻に至ることもあります。
小型犬に乳歯遺残が比較的よくみられ、放置するとその部位で歯垢・歯石が付着して歯周病になりやすくなります。
また、猫では、歯周病と歯の吸収病巣、あるいは歯周病と歯肉口内炎の併発、あるいは歯周病、歯の吸収病巣、歯肉口内炎の3疾患が同時に併発することもあります。
犬や猫の口腔異常(口臭、歯石、流涎)の高頻度の疾患
◎歯周病
歯周病は、3歳以上の犬、猫の80%に認められ、犬や猫では非常に多い疾患です。
歯垢・歯石が付着しやすい部位は、唾液腺開口部の上顎臼歯部の頬側面ですが、炎症の程度は、上顎部歯肉と上顎臼歯部歯肉ではほとんど差がありません。
大型犬より小型犬で重度に進行する傾向があります。
発症の背景には、歯垢細菌のほかに生体の抵抗性や様々な危険因子が発生・進行に関与しています。
歯周病を放置すると根尖周囲病巣から歯瘻、口鼻瘻管、下顎骨折などを引き起こすこともあります。
さらに細菌や炎症性介在物質が歯肉溝から全身循環に入り、肺、肝臓、腎臓、心臓の各疾患に関与する可能性もあります。
獣医師解説!高齢犬や高齢猫の歯石・歯周病と麻酔リスク〜正しい麻酔で歯石管理〜
高齢動物では口腔疾患が重症化している例も少なくないが、適切な口腔内処置を施すことで以前の活力を取り戻す症例も多くいます。本記事では、歯周病の定義、原因、症状、犬や猫の歯石を出来るだけつけずに、全身麻酔を出来る限り防ぐ方法、無麻酔で歯石を取る危険性、麻酔をかけて歯石を取る安全性、麻酔のリスクの順に解説していきます。
◎歯の破折
犬では硬い物を咬むことによる上顎第四前臼歯の破折を、猫では落下事故により犬歯の破折を認めることが少なくないです。
歯の破折では、歯髄が露出している場合、細菌が歯髄に侵入して歯髄炎を生じ、その後、歯髄壊死や根尖周囲病巣に至り、さらに歯瘻、口鼻瘻管などに進行することもあります。
◎口鼻瘻管
上顎犬歯と鼻腔を隔てている骨はわずか数mmのため、この骨が吸収を受けやすいです。
口鼻瘻管は、上顎歯の歯周病などが原因で口腔と鼻腔を隔てている歯槽骨が破壊され、口腔と鼻腔が貫通する疾患です。
中年齢から高齢の重度歯周病の小型犬での発症が少なくないです。
通常、上顎犬歯や上顎第三切歯に比較的よく認められるが、上顎歯であれば、いずれの歯においても本症が生じます。
◎歯瘻
歯周病や露髄を認める破折歯に起因する根尖周囲病巣から進行悪化して皮膚や口腔粘膜に瘻孔の形成がみられる場合を歯瘻といいます。
中年齢から高齢の重度歯周病の小型犬で比較的多く発症します。
歯瘻のうち、根尖周囲の化膿性炎症が骨膜下膿瘍および粘膜下膿瘍を形成して口腔粘膜に瘻孔の形成がみられる場合を内歯瘻といいます。
一方、根尖周囲の化膿性炎症が皮下組織に波及して皮下膿瘍を形成して皮膚に瘻孔が生じている場合を外歯瘻といいます。
◎乳歯遺残
犬や猫では一般に生後約7ヵ月齢で乳歯から永久歯に替わるが、7ヵ月齢を過ぎても乳歯が残存する場合があり、特に小型犬に乳歯遺残がみられることが多いです。
犬や猫では、ヒトの歯の交換と異なり、永久歯が萌出してから乳歯が脱落します。
犬の場合、通常、乳歯と永久歯が併存する期間は、上顎犬歯で1~2週間、下顎犬歯で約1週間、切歯・臼歯で数日です。
永久歯が乳歯の歯冠の高さの1/2~2/3になったときに乳歯が脱落します。
◎猫の歯の吸収病巣
猫の歯の吸収病巣は、セメント質あるいはエナメルセメント境に接する歯周組織に存在する破歯細胞により歯質が崩壊され、かつ硬組織によって置換されます。
純血種に多い傾向がある一方で、品種特有性はないという報告があります。
急性期には、硬組織の接する面に多数の破歯細胞が存在して過形成した歯肉には炎症性細胞浸潤が認められます。
慢性期には、歯質の吸収と代償的に骨あるいはセメント質様組織の添加反応を認められ、改造(リモデリング)期では、大部分の歯質はすでに吸収されている状態で、骨様組織やセメント様組織で置換されます。
◎猫の歯肉口内炎
猫の歯肉口内炎は、口腔粘膜の激しい慢性炎症性疾患で、しばしば潰瘍や肉芽組織の増生を伴います。
本症は、免疫機能障害に基づく口腔内細菌の日和見感染の続発やネコカリシウイルス(FCV)、猫免疫不全ウイルス(FIV)、猫白血病ウイルス(FeLV)、ネコヘルペスウイルス(FHV)感染に関係して発症することが報告されています。
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犬や猫の口腔異常(口臭、歯石、流涎)のまとめ
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