ネクスガード・ネクスガードスペクトラを安く購入したい。
ノミダニの予防って、どうして必要なの?
本記事では、ノミ、ダニ予防の必要性と、予防薬の種類、最も有名なネクスガード・ネクスガードスペクトラを安く購入する方法を解説します。
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例えば...
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これを読んでいるあなたもこんな悩みを持っているのでは?
結論から言うと、毛周期性(内分泌性疾患、遺伝的異常によって毛成長)、毛構造性、自己誘発性、特発性原因に分類されています。
この記事は、ノミダニの予防を安くしたい飼い主、病院よりネクスガード・ネクスガードスペクトラを安く購入できないかが気になる飼い主向けです。
この記事を読めば、ネクスガード・ネクスガードスペクトラを安く購入する方法、必要性がわかります。
限りなく網羅的にまとめましたので、ネクスガード・ネクスガードスペクトラを安く購入する方法、必要性について詳しく知りたい飼い主は、是非ご覧ください。
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この記事を書いている私は、大学病院、専門病院、一般病院での勤務経験があり、 論文発表や学会での表彰経験もあります。
今は海外で獣医の勉強をしながら、ボーダーコリー2頭と生活をしています。
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✔︎本記事の内容
ネクスガード・ネクスガードスペクトラを安く購入。ノミダニ予防の必要性
この記事の目次
○ネクスガード、ネクスガードスペクトラとは
ネクスガードは犬用のノミ・マダニの予防薬で、一度犬に服用させると1ヶ月間駆除効果が持続するとても便利な薬です。
ネクスガードスペクトラも同様に1ヶ月間持続するノミ・マダニの予防薬ですが、
ノミ・マダニに加えて犬糸状虫(フィラリア)の寄生予防効果や回虫、鉤虫、鞭虫の駆除効果があります。
基本的にはこれらのノミ・マダニ予防薬を月に1回服用することをおすすめします。
屋外だと冬は寒くてノミやダニは活動していませんが、屋内は暖かいためノミやダニが活動している可能性があります。
そのため、1年を通しての予防が理想的です。
○どうしてノミ・マダニの駆除薬が必要なの?
それでは、どうしてこれらのノミ・マダニ駆除薬を犬に服用させなければいけないのでしょうか。それは犬と飼い主を病気から守るために大切だからです。ノミダニ予防薬によって予防ができる病気をいうつかご紹介いたします。
①重症熱性血小板減少症候群(Sever fever with thrombocytopenia syndrome:SFTS)の予防
・SFTSとは
SFTSはマダニが媒介するSFTSウイルスによる感染症です。
この感染症は主にウイルスを持っているマダニに咬まれることにより感染します。
この病気は人間と犬猫いずれも発症することがあります。国立感染症研究所の報告(https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/sa/sfts.html)によると、
これまでの日本国内での患者数は2021年7月28日現在で641人で、年間40〜102人の感染者が確認されています。
西日本での発生がとても多いため、西日本に住んでいる方は特に注意が必要です。
・SFTSの症状
人間での症状は発熱や吐き気、嘔吐などの消化器症状が主です。致死率は非常に高く、10-30%と考えられています。
犬や猫での症状も人間と同様で発熱や消化器症状が主です。これまでに犬や猫から飼い主への濃厚接触による感染が報告されています。
・SFTSの予防法
人間とペットの健康を守るためにも、SFTSの予防は不可欠です。
そこで有効なのが主な感染経路であるマダニからの感染を防ぐことです。
そのため、ネクスガードやネクスガードスペクトラといったノミダニ駆除薬毎月使用することが非常に重要です。
これらのノミダニ駆除薬を使うことで、
- 犬や猫が自宅にマダニを持ち込むことを防ぐ、
- 犬や猫のSFTSウイルス感染を防ぐ、
- 犬や猫から人間にSFTSウイルスが伝染することを防ぐ、
といった3つの予防効果が期待できます。
ペットの健康だけでなく、飼い主さんの健康を守ることにもつながりますので、ネクスガードやネクスガードスペクトラを使った毎月のノミダニ予防を必ず行うようにしましょう。
②日本紅斑熱の予防
マダニが媒介する日本紅斑熱リケッチアという病原体によって引き起こされる感染症です。
犬の感染も報告されていますが主に人間の感染症で、マダニに噛まれることにより、あるいはマダニを潰した時に皮膚や粘膜から感染が成立します。
発熱などを引き起こし、死亡例の報告もある病気です。
マダニに接触しなければ防ぐことができる病気ですので、犬のダニ駆除が予防に有効です。
③ライム病
マダニが媒介するBorrelia属の細菌によって引き起こされる感染症です。
人間とペットのどちらにも感染する病気で、マダニに噛まれることによって感染が成立します。
人間に感染した場合、遊走性紅斑という皮膚症状が特徴的で、その他には神経症状や関節炎などが見られます。
動物に感染した場合は神経症状や関節炎、発熱などが見られますが、症状が現れずに経過していくこともあります。
この病気もマダニに噛まれないようにすることが一番の予防になります。
④ノミ・マダニの吸血による貧血の予防
ノミやマダニが大量に寄生し吸血をはじめると、犬は貧血状態になってしまうことがあります。
貧血になるとぐったりして食欲や元気がなくなってしまい、意識障害や多臓器不全を引き起こします。
⑤犬バベシア症の予防
犬バベシア症はマダニが媒介するBabesia gibsoniおよびBabesia canisという原虫が原因で引き起こされる感染症です。
この病気にかかると、元気や食欲がなくなることや貧血や黄疸症状が生じることがあります。
最悪の場合死んでしまう病気でもありますので、予防がとても大切になります。
⑥犬条虫症の予防
犬条虫症は犬条虫(瓜実条虫)の感染によって引き起こされる感染症です。
犬条虫はノミの体内で成長し、ノミを犬や猫が食べることによって感染が成立します。
感染しても無症状の場合もありますが、下痢や嘔吐を引き起こすこともありますので注意が必要です。
この病気は人間がノミを間違って食べてしまうことによって人間に対しても感染が成立してしまうことがありますので、犬にノミがついているのをみつけたとしても指で潰すようなことはしてはいけません。
そのままご飯を食べた時に口に入ってしまうと犬条虫に感染してしまいます。
ペットと人間のいずれ対しても、最も有効な予防法は犬のノミダニ予防です。
ノミダニ予防薬を1回使えば犬の体についているノミは駆除できますが、犬の体から離れていたノミは駆除できません。
生き残ったノミが再び犬の体に寄生するとまた繁殖を始めてしまいますので、少なくとも3ヶ月間、できれば1年を通してノミダニ駆除薬を与える必要があります。
○他のノミダニ予防薬とネクスガード、ネクスガードスペクトラの比較
よく使われる犬のノミダニ予防薬の特徴を表にまとめました。
ネクスガードとネクスガードスペクトラはいずれもチュアブルタイプで美味しく作られていますので、愛犬に負担をかけることなく、楽しみながら与えることができてとても便利です。
スポットタイプも便利ではありますが、投与する直前・直後にシャンプーができないという欠点があります。
ネクスガードの場合はノミダニの予防効果しかないため、また別にフィラリア予防薬を与える必要があります。
そのため、毎月ノミダニだけでなくフィラリアの予防もしっかりしていきたい場合は、どちらの予防効果もあるネクスガードスペクトラを使うといいでしょう。
さらにネクスガードスペクトラはノミダニ、フィラリアに加えて回虫や鉤虫、鞭虫といったお腹の虫にまで効果がありますので、これ1つであらゆる病気を予防することができます。
ネクスガードスペクトラはネクスガードと比べて少し値段が高めではありますが、ネクスガードに加えてフィラリア予防薬も使うと結局同じくらいの値段になります。
シラミやニキビダニの駆除が必要な場合は適宜フロントラインプラスやアドボケートなどを使い分けるといいでしょう。
「安くネクスガードスペクトラを買いたい」ための最安・格安ネクスガード徹底比較まとめ
ネクスガード
ネクスガードスペクトラの種類
- ネクスガードスペクトラ超小型犬用 /2.5-3.5kg
- ネクスガードスペクトラ小型犬用 /3.5~7.5kg
- ネクスガードスペクトラ中型犬用 /7.5-15kg
- ネクスガードスペクトラ大型犬用 /15-30kg
- ネクスガードスペクトラ超大型犬用 /30-60kg
○まとめ
- ネクスガード、ネクスガードスペクトラはノミダニの予防薬
- 月に1回、通年の使用がおすすめ
- 犬の病気だけでなく、人間の病気を予防するためにもノミダニ予防はとても重要
- ノミダニ予防薬にもいろいろ種類はあるが、ネクスガードとネクスガードスペクトラはチュアブルタイプでおすすめ
- ノミダニ予防だけでなくフィラリア予防もしっかり行いたい場合はネクスガードスペクトラがおすすめ
正しい知識以外に病院の選び方も非常に重要です!
ネットで検索すると、いろんな情報が出てきて混乱して、
逆に不安になったことってありませんか?
ネット記事を読むときは、内容を鵜呑みにするのではなく、
情報のソースや科学的根拠はあるか?記事を書いている人は信用できるか?など、
その情報が正しいかどうか、信用するに値するかどうか判断することが大切です。
とっても大事なこと
愛猫や愛犬のわずかな変化に気付き、守ることができるのは飼い主様だけです!
病気になった時も、獣医師がしっかり説明をして、飼い主様が正しい知識を理解をして、ペットを含め、3者がともに協力しないといい結果は得られません。
本ブログでは、1匹でも正しい予防や治療を受けてペットと楽しい時間をできるだけ長くできるように、報告に基づいてわかりやすく解説しています。
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