【飼い主向け】飲み薬の猫のフィラリア予防内服薬:ミルプラゾンとは【わかりやすく獣医が解説】

    猫のフィラリア予防にどんな薬を使ったら良いのか悩んでいる飼い主は多いんではないでしょうか?

    当記事では、猫のフィラリア内服薬の作用から副作用、値段、更に安く手に入れる方法までまとめました。

    猫にとって必要な予防、健康に暮らしていく方法を知りたい飼い主必見です。

    限りなく網羅的にまとめましたので、予防について詳しく知りたい、予防を始めたいけど何をしたらいいかわからない、猫を飼い始めた飼い主は是非ご覧ください。

    ✔︎本記事の信憑性
    この記事を書いている私は、大学病院、専門病院、一般病院での勤務経験があり、
    論文発表や学会での表彰経験もあります。

    記事の信頼性担保につながりますので、じっくりご覧いただけますと幸いですm(_ _)m

    » 参考:管理人の獣医師のプロフィール【出身大学〜現在、受賞歴など】

    ✔︎本記事の内容

    飲み薬の猫のフィラリア予防内服薬:ミルプラゾンとは

    猫のフィラリア飲み薬:ミルプラゾンとは?

    猫のフィラリア飲み薬:ミルプラゾンとは?

    Milprazon(ミルプラゾン)は、クルカ(Krka)社製の、猫の犬糸状虫(フィラリア)症予防、消化管内寄生虫駆除剤です。

    フィラリア予防から線虫(猫回虫、猫鉤虫)駆除、条虫(瓜実条虫、多包条虫(エキノコックス))駆除までトータルにカバーすることができます。

    猫のフィラリア内服薬の有効成分は?

    有効成分ミルベマイシンオキシムとプラジクアンテルを含有しています。

    • ミルベマイシンオキシム
      犬糸状虫症の予防、猫回虫、猫鉤虫の駆除
    • プラジクアンテル
      瓜実条虫、多包条虫(エキノコックス)の駆除

    猫のミルプラゾンのメリットは?

    嗜好性が高く食いつきが良いので、スポットタイプが苦手な猫や触られるのが苦手な猫でも、ストレスをかけることなく簡単に投与できます。

    猫のミルプラゾンの効果は?

    寄生虫の混合感染治療

    • 条虫類瓜実条虫、テニア属、エキノコックス属
    • 線虫類猫鉤虫、猫回虫

    フィラリア症の予防も可能です。

    寄生虫の駆除と予防が同時にできるお薬です。月に1回の簡便な投与で、愛猫を寄生虫から守ることができます。

    猫のミルプラゾンを投与する期間は?

    猫糸状虫感染開始後1ヵ月から感染終了後1ヵ月までの期間(5月末〜11月末)

    毎月1回、1ヵ月間隔で摂取させてください。

    猫のミルプラゾンの副作用は?

    副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けてください。

    一過性の消化管徴候(嘔吐及び下痢等)が薬物の投与後に認められることがあります。

    幼若猫で過量投与により嗜眠等の全身徴候、ふらつき等の運動失調、筋肉振戦等の神経徴候が認められた例があることから、若齢猫に投与する場合は、特に用量を厳守してください。

    猫のミルプラゾンの種類は?

    体重1kg当たりミルベマイシンオキシムとして2mg、プラジクアンテルとして5mgを基準量として1回、食餌と同時にまたは食後に経口投与する。

    体重別には、次の投与量による。

    • 0.5~1.0kg 1/2錠
    • 1.0~2.0kg 1錠
    • 2.0~4.0kg 1/2錠
    • 4.0~8.0kg 1錠
    • 8.0~12.0kg 1と1/2錠

    猫のミルプラゾンの価格・値段は?

    日本で、このお薬はほとんどの病院で取り扱いがないと思われます。

    猫のミルプラゾンを通販で買った場合

    こちらの「ウサパラ 」で購入すると、

    (左)ミルプラゾン小型の猫&子猫用0.5-2kg(4mg/10mg)   1,726円【1箱2錠】

    (右)ミルプラゾン2kg以上(16mg/40mg)          2,139円【1箱2錠】

    上記の画像より購入が可能です。

    他には下記もありますが、「ウサパラ 」が一番安いようです。

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    猫のミルプラゾンを更に安く購入するには

    購入時に、このコード『RYUPAFG9』を入れて頂くと5%OFFになりますので、

    是非ご活用ください。

    上の画像から購入が可能です。

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    no dogs & cats no lifeをモットーに、現役獣医師が、科学的根拠に基づいた犬と猫の病気に対する正しい知識を発信していきます。国立大学獣医学科卒業→東京大学附属動物医療センター外科研修医→都内の神経、整形外科専門病院→予防医療専門の一次病院→地域の中核1.5次病院で外科主任→海外で勤務。

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