獣医師が解説!香港で報告された犬の新型コロナウイルスについて

新型コロナウイルスが流行している中、愛犬との生活で注意することは?

犬に感染はするの?

人から犬に感染する?犬から人への感染は?

散歩はしない方がいい?

犬との生活の中で、注意することや消毒は必要?

当記事では、現在のところわかっている新型コロナウイルに感染した犬の症状、病態、対処法に至るまでをまとめました。

限りなく網羅的にまとめましたので、新型コロナウイルスが犬に与える影響をご心配な飼い主は是非ご覧ください。

✔︎本記事の信憑性
この記事を書いている私は、大学病院、専門病院、一般病院での勤務経験があり、
論文発表や学会での表彰経験もあります。

記事の信頼性担保につながりますので、じっくりご覧いただけますと幸いですm(_ _)m

» 参考:管理人の獣医師のプロフィール【出身大学〜現在、受賞歴など】

✔︎本記事の内容

獣医師が解説!香港で報告された犬の新型コロナウイルスについて

獣医師が解説!香港で報告された犬の新型コロナウイルスについて

・感染した飼い主のポメラニアンが、新型コロナウイルスのPCR検査で陽性だったにかかわらず、初期では新型コロナウイルスに特異的な抗体について陰性でした。

しかし、その2週間後の3月下旬に陽性と報告されました。

抗体の形成には、検出されるまでに14日以上かかることがあり、この遅れにより、抗体が最初に同定されなかった理由が説明される可能性があります。

ただし、抗体が発生しない弱い感染症が他のコロナウイルス感染症で見られることがあります。

この報告は、犬がウイルスに対する抗体を作成したことを意味し、弱い感染が犬からの免疫反応を引き起こし、さらにヒトから動物への感染を示唆しています。

現時点では、下記の点が共通認識です。

  • 感染したペットが人や他のペットの感染源であるという証拠はない
  • 感染したペットが人や他のペットの感染源であるという証拠はない

・3月25日、AFCDは17匹の犬と8匹の猫に対して検査を実施しており、そのうち2匹だけが陽性でした。

その2頭の犬は、後にPCR検査で陰性であり、感染していないことが示されました。

・3月31日に、猫の症例が香港で報告されました。

猫は、経口、鼻腔、および糞便サンプルからのPCR検査で、新型コロナウイルスに対して陽性でしたが、症状は示していませんでした。

・陽性のウイルス遺伝子もベルギーのリエージュ大学で、猫の嘔吐物と糞便から最近発見されましたが、結論を出すにはさらに多くの情報が必要です。

・獣医診断会社(IDEXX)の報告によると、何千頭もの犬と猫のウイルス検査をしたところ陰性でした、

まとめ

現在のところ新型コロナウイルスは、伝播力は強いものの、人ー人感染が主流の人の病気という認識で大丈夫です。

しかし、犬の鼻の中にも、生きたウイルスが発見されているため、濃厚接触は避けるべきであり、不要不急の散歩なども控えるべきです。

ですが、過剰に心配する必要や怯える必要はなく、基本的な飼い主の手洗い、うがいをすることが重要です。

また、犬の散歩から帰宅すると、犬を触る前に手洗い、うがいをしてください。

犬の体や四肢を濡れたタオルで拭いてください。

犬の食事の前後、散歩の前後には手を洗ってください。

ペットの食器やベッドも清潔にし、衛生的な環境を心がけてください。

犬が新型コロナウイルスによる症状は、報告されておりませんので、飼い主が感染しないことが一番の予防策となります。

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no life no dogs & catsをモットーに、いつも犬と猫に癒されています。国立大学獣医学科卒業→東京大学附属動物医療センター外科研修医→都内の神経、整形外科専門病院→予防医療専門の一次病院→地域の中核1.5次病院で外科主任→海外で勤務。
現役獣医師が海外で勉強しながら得た、犬と猫の病気に対する知識とスキルを発信していきます。

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