犬のシャンプーってどれがいいの?我が子に合うシャンプーを知りたい!
皮膚病にいいシャンプーを獣医師から聞きたい!どうやってシャンプーを決めたらいいの?
本記事では、今販売され流通している、犬用猫用シャンプーについてお話しします。
- 様子、経過を見てくださいと言われたけど心配...
- 検査してくれなかった...
- 病院ではよくわからなかった...
- 病院では質問しづらかった...
- 混乱してうまく理解できなかった...
- もっと詳しく知りたい!
- 家ではどういったことに気をつけたらいいの?
- 治療しているけど治らない
- 予防できるの?
- 麻酔をかけなくて治療できるの?
- 高齢だから治療ができないと言われた
もしくは、病院に連れて行けなくてネットで調べていた という事でこの記事に辿りついたのではないでしょうか?
ネット上にも様々な情報が溢れていますが、そのほとんどが科学的根拠やエビデンス、論文の裏付けが乏しかったり、情報が古かったりします。
中には無駄に不安を煽るような内容も多く含まれます。
ネット記事の内容を鵜呑みにするのではなく、 情報のソースや科学的根拠はあるか?記事を書いている人は信用できるか?など、 その情報が正しいかどうか、信用するに値するかどうか判断することが大切です。
例えば...
- 人に移るの?
- 治る病気なの?
- 危ない状態なのか?
- 治療してしっかり治る?
これを読んでいるあなたもこんな悩みを持っているのでは?
結論から言うと、
皮膚炎の治療において、併発する膿皮症とマラセチア皮膚炎の排除は、もっとも重要なことと考えられています。
その目的に実施されるのが、シャンプー療法です。
この記事を読めば、犬用猫用のシャンプーの効果と目的一覧がわかります。
限りなく網羅的にまとめましたので、犬用猫用のシャンプーの効果と目的一覧について詳しく知りたい飼い主は、是非ご覧ください。
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✔︎本記事の信憑性
この記事を書いている私は、大学病院、専門病院、一般病院での勤務経験があり、 論文発表や学会での表彰経験もあります。
今は海外で獣医の勉強をしながら、ボーダーコリー2頭と生活をしています。
臨床獣医師、研究者、犬の飼い主という3つの観点から科学的根拠に基づく正しい情報を発信中!
記事の信頼性担保につながりますので、じっくりご覧いただけますと幸いですm(_ _)m
» 参考:管理人の獣医師のプロフィール【出身大学〜現在、受賞歴など】や詳しい実績はこちら!
✔︎本記事の内容
獣医師がまとめたシャンプーの効果と目的一覧
この記事の目次
そもそもどういう病気が多いのか?
実際に動物病院を受診する理由は、どう言ったものが多いんでしょうか?
保険会社のアニコムさんに提出された物の中でのみになりますが、このようなデータはあります。
アニコムさんに加入している対象:549,954頭 (犬、0 ~ 12歳)のワンちゃんが、
どんな病気で動物病院を受診しているのでしょうか?
病気別の罹患率です。(全年齢0-12歳)
1.循環器の病気・・・5.3%
2.呼吸器の病気・・・3.6%
3.消化器の病気・・・17.3%
4.肝・胆・膵の病気・・・5.9%
5.泌尿器の病気・・・7.3%
6.生殖器の病気・・・2.2%
7.神経系の病気・・・3.4%
8.眼および付属器の病気・・・11.7%
9・耳の病気・・・18.4%
10.歯および口腔の病気・・・5.2%
11.筋骨格系の病気・・・10.0%
12.皮膚の病気・・・25.7%
13.血液・造血器・免疫の病気・・・0.9%
14.内分泌および代謝性疾患・・・2.3%
15.感染症・・・0.9%
16.寄生虫症・・・1.2%
17.損傷・中毒・その他外因性の病気・・・4.2%
18.腫瘍・・・7.0%
このデータでの罹患率とは、アニコムさんに加入しているワンちゃん全体の何%がその病気で動物病院にかかり、治療を受けた(保険請求があった)かという数字です。
(12.皮膚の病気・・・25.7%とは、加入犬の1000頭のうち257頭が皮膚の病気で動物病院を受診したという数字になります。)
※ただ、もともと動物保険に加入される飼い主さんは、動物病院での病気の予防や治療に対する意識が強い方だと思いますので、「ワンちゃんの4頭に1頭が皮膚の病気になる」と拡大解釈はしません。
あくまで、なりやすい病気・見つけやすい病気の割合をイメージできるといいかなと思います。
数字を赤く塗った・・・皮膚の病気、耳の病気、消化器の病気、眼および付属器の病気は確かに動物病院では毎日のように遭遇する病気です。
これは症状(かゆがっている・赤くなっている・下痢をしている・嘔吐している・腫れているなど・・・)が飼い主さんにも見つけやすいからだと思います。
では猫はどうでしょうか?
アニコムさんに加入している対象:115,440頭 (猫、0 ~ 12歳)のネコさんが、どんな病気で動物病院を受診しているのでしょうか?
病気別の罹患率です。(全年齢0-12歳)
1.循環器の病気・・・2.2%
2.呼吸器の病気・・・4.0%
3.消化器の病気・・・11.7%
4.肝・胆・膵の病気・・・2.6%
5.泌尿器の病気・・・13.6%
6.生殖器の病気・・・0.3%
7.神経系の病気・・・0.6%
8.眼および付属器の病気・・・6.4%
9・耳の病気・・・3.9%
10.歯および口腔の病気・・・3.3%
11.筋骨格系の病気・・・1.4%
12.皮膚の病気・・・9.1%
13.血液・造血器・免疫の病気・・・0.6%
14.内分泌および代謝性疾患・・・1.5%
15.感染症・・・1.4%
16.寄生虫症・・・1.0%
17.損傷・中毒・その他外因性の病気・・・3.0%
18.腫瘍・・・2.2%
このデータでの罹患率とは、アニコムさんに加入しているネコさん全体の何%がその病気で動物病院にかかり、治療を受けた(保険請求があった)かという数字です。
(5.泌尿器の病気・・・13.6%とは、加入犬の1000頭のうち136頭が泌尿器の病気で動物病院を受診したという数字になります。)
※ただ、もともと動物保険に加入される飼い主さんは、動物病院での病気の予防や治療に対する意識が強い方だと思いますので、「ネコさんの約8頭に1頭が泌尿器の病気になる」と拡大解釈はしません。
あくまで、なりやすい病気・見つけやすい病気の割合をイメージできるといいかなと思います。
数字を赤く塗った・・・消化器の病気、泌尿器の病気、は確かに動物病院では頻繁に遭遇する病気ですし、下痢をしている、嘔吐をしている、おしっこが出ていない、高齢で水をたくさん飲むようになった、痩せてきた・・・など飼い主さんにも見つけやすい症状のある病気だと思います
皮膚病の多さ
どうでしょうか?
犬は25%、猫でも9%は皮膚病で受診していることになります。
皮膚疾患としてよく見かけられる病気として次のようなものがあげられます。
まずは痒みが中程度から強いものとして
- 疥癬(カイセン)
- ノミアレルギー性皮膚炎
- 表在性膿皮症
- マラセチア皮膚炎
- アトピー性皮膚炎
- 食物アレルギー
また、痒みが少ないものとして
- 甲状腺機能低下症
- クッシング症候群
- 皮膚糸状菌症
- X脱毛症(アロペシアX)
- 続発性脂漏症
- 毛包虫症
が挙げられます。
犬の皮膚病の60%近くは感染症であり、第2位には20%以上が精神的要因、
それより少ないが皮膚炎(アトピー、アレルギー等が入る)が3位に入っており、
十数パーセントが内分泌疾患、それぞれ数パーセントで先天的要因、免疫介在性疾患、腫瘍等があります。
犬と猫の皮膚病の治療の選択肢、方法
皮膚病の治療多くの場合、複合した形で皮膚病を起こしています。
しかし、実際の皮膚病を診てきて、多くの場合で単一の疾患を持っているわけではなく、複合した形で皮膚病をおこしています。
そのため、皮膚病の1つを治しても痒みがまだ残っているという状況が多々あります。
また、治る皮膚病ではないものもあり、それが皮膚病の治療を難しくしている現実があります。
多くの皮膚病患者がいらっしゃいますが一定期間で治療が終わるわんちゃんもいますが、
継続的に長期にわたって治療、皮膚ケア等を行っていかなくてはいけないわんちゃんも多数いらっしゃいます。
ですから特に長期にわたって治療を行っていかなくてはならないケースでは、完璧を目指すのではなく、病気と付き合いながら生活の質を上げる治療を行います。
治療の方法それぞれのケース(原因や経過)に対応して、投薬、薬用シャンプー、栄養剤、処方食等のいくつかを組み合わせて対応します。
長く皮膚病を患ってきたわんちゃんに対して1,2週間で治る例はほとんどなく、最低でも1か月以上の治療が必要です。
皮膚病の治療で大事なシャンプー療法
皮膚炎の治療において、併発する膿皮症とマラセチア皮膚炎の排除は、もっとも重要なことと考えられています。
その目的に実施されるのが、シャンプー療法です。
シャンプー療法によって二次感染予防を目的にコントロールするだけでも掻痒を含む臨床症状は、かなり改善されます。
たとえ二次感染がなくても、アレルゲンが経皮的に侵入することを考えれば、
シャンプーによって皮表(皮膚の表面)に存在するアレルゲンが洗い流され、曝露が少なくなります。
そのため、シャンプーは症状改善に効果的であり、皮膚の糜爛や潰瘍がないかぎり、実施すべきです。
はじめの2週間は1日おきに実施し、その後は週2回に減らして実施します。
感染がコントロールされた後には、角層の細胞間脂質を補うセラミド疑似物質が含まれたシャンプーによる維持を週1回程度で実施します。
そのために、現在販売、流通しているシャンプーの目的と成分を理解することは非常に重要です。
実際のシャンプーの成分と目的
目的、成分別にシャンプーを分類しました。
今皮膚の症状のお悩みの方は、その症状にあったシャンプーを選んでください。
各目的ごとに分類し、その目的を達成する成分をまとめました。
さらにその成分を含んだシャンプーを紹介しました。
製品名の後に有効成分を記載しています。
抗菌薬(マラセチアの除去)
- 2%クロルヘキシジン
- 2%硝酸ミコナゾール
- ビロクトンオラミン
製品名
ノルバサンサージスクラブ:酢酸クロルヘキシジン2%
マラセブ:グルコン酸クロルヘキシジン、硝酸ミコナゾール2%
メディダーム ビロクトンオラミン
皮脂の除去、角質溶解、抗脂漏
- クレンジングオイル
- サリチル酸
- 硫黄
- 二硫化セレン
製品名
AFLOAT VET クレンジングオイル:ホホバオイル:溶剤型洗浄剤
ケラトラックス:サリチル酸、単糖類、必須脂肪酸
薬用サルファ・サリチル酸シャンプー サリチル酸、硫黄2%
VET solutions ユニバーサルメディケートシャンプー:サリチル酸、クロルキシレノール2%
薬用カニマールワン:二硫化セレン1%
保湿
- セラミド
- フィトスフィンゴシン
- グリセリン
- プロピレングリコール
- リピジュア
- セラキュート
止痒
- コロイド状オートミール
- アロエベラ
製品名
アデルミル:単糖類、セラミド、コレステロール
エピスース:コロイド状オートミール、セラミド、コレステロール
デュクソシャンプー フィトスフィンゴシン
AFLOAT VET 低刺激シャンプー:ユズセラミド、アミノ酸系界面活性剤
ヒノケアかさかさ肌用 ヒノキチオール、リピジュア、セラキュート
Aloveen アロエベラ
保湿
- セラミド
- グリセリン
- プロピレングリコール
- リピジュア
皮膚軟化剤
- 尿素
製品名
ダームワン:セラミド1,3、必須脂肪酸、単糖類
エピスース・スキンスプレー:コロイド状オートミール、グリセリン、プロピレングリコール
デュクソスプレー、デュクソピペット:フィトスフィンゴシン
AFLOAT VETモイスチャライズ:ユズセラミド、こんにゃくセラミド、リピジュア
ヒュミラック:尿素、乳酸、グリセリン、プロピレングリコール
獣医師そらんがおすすめするシャンプー
クロルヘキシジンシャンプー
酢酸クロルヘキシジンを主成分とする犬猫用殺菌シャンプーです。
本剤は殺菌力と洗浄力を併せ持ち、洗い上がりもよく静電気防止効果も期待できます。
●グラム陽性菌を中心とした広い抗菌スペクトルを持つ酢酸クロルヘキシジンを0.5%配合
●汚れの洗浄、ふけの除去、一般細菌、2次感染菌の除菌、細菌性皮膚炎、膿皮症、乾性脂漏症の予備洗浄等
あらかじめ犬・猫の被毛を十分に水又はぬるま湯でぬらし本剤の適量 (標準量は猫・軽量犬 (10 kg 未満) で 10 ~ 20 g、中型犬 (10 kg 以上 20 kg 以下)で 20 ~ 40 g、大型犬 (20 kg 以上) で 40 ~ 80 g) を用い 3 分間良く泡立てながら洗浄する。
約 5 分間そのまま放置して水又はぬるま湯で洗い流す。使用量は犬猫の毛の多少、汚れの程度により加減して使用し必要な場合には 2 度洗いする。
1本200ml 1,500円程度
しかし、局所療法に反応しない場合や病巣が広範に広がっている場合には、イトラコナゾール(5-10 mg/kg、経口投与、1日1回)や塩酸テルビナフィン(30-40mg/kg、経口投与、1日1回)を数週間投与し、完治を確認することが重要です。
有害作用 (副作用)として、前者には嘔吐、下痢、肝毒性が、また後者に嘔吐、下痢、疼痛、血球減少症、肝毒性が報告されています。
要はできる限り短期間で治癒させることが重要です。
なおこれら薬剤は日本では動物用医薬品としては発売されていません。
イトラコナゾール(5~10 mg/kg、経口投与、1日1回、7日間)や塩酸テルビナフィン(30mg/kg、経口投与、1日1回、2~4週間)で治療します。
マラセブシャンプー
マラセブシャンプーは、犬や猫の皮膚に常在しているマラセチアと呼ばれる真菌を駆除する、犬猫兼用の皮膚疾患治療用のシャンプーです。
マラセブシャンプーは、ミコナゾール硝酸塩やクロルヘキシジングルコン酸塩を配合しています。これらの成分の働きにより、マラセチア菌とスタフィロコッカス菌を殺菌、余分な皮脂や汚れを洗い流し、大切なペットの皮膚を清潔かつ健康に保つことができます。
犬や猫の抵抗力が落ちると、マラセチア真菌が異常繁殖し、強い痒みや皮膚の赤化、皮膚の黒ずみ、コケ状のものが生じるなどの症状が出てきます。
▼投与方法
犬や猫の被毛を、水またはお湯でしっかりと濡らしてください。痒みが強い場合は、我慢できる程度で、低い温度がおすすめです。被毛が密であったり、毛の長い犬や猫には、特にしっかりと時間をかけて濡らしてください。
マラセブシャンプーを手にとり、症状の重い部分から順にやさしく泡立てながら馴染ませます。
(※全身の洗浄が難しい場合は、マラセチアが繁殖しやすいわきの下や内股、指の間、おなか、下あご、肛門の周りなどの患部を部分的に洗うだけでも効果的です。)
その後、シャンプーの泡を皮膚に残したまま10分間待ちます。
この間、犬や猫が泡を舐めたり吸い込まないように注意してください。
10分経過したら、水またはお湯で泡がなくなるまで丁寧に洗い流し(約5~10分間)、タオルで優しくしっかりと水分を拭き取り、乾燥させてください。
投与回数
週に2回、投与してください。
1回使用した後は、3日以上の間隔をあけてください。
yahooストアで購入する場合はこちら 250ml 2,400円
ペルシーミコナケアシャンプー
ミコナケア(MICONACARE)は、動物用医薬品マラセブシャンプーと同一の有効成分を配合している犬猫用シャンプーです。週2回の投与で、犬・猫のマラセチア皮膚炎を治療します。また独自の特徴として、蚊よけや保湿作用といった“プラスα”成分を配合。レモングラスの爽やかな香りもまた特徴の一つです。
ミコナケアは、有効成分ミコナゾール硝酸塩の働きによって、マラセチア皮膚炎の原因となるマラセチア真菌の細胞膜に障害を起こし、その増殖を抑制することで治療するシャンプーです。また、同じく有効成分のクロルヘキシジングルコン酸塩が、マラセチア皮膚炎を悪化させる要因の1つであるスタフィロコッカス(ブドウ球菌)を殺菌します。
このほか、ミコナケアには、オリジナルの設計として、様々な成分が多彩に配合されており、“プラスα”した作用が期待できます。
ミコナケア7つの特徴
▼マラセチア皮膚炎を治療
有効成分のミコナゾール硝酸塩の働きによって、犬・猫のマラセチア皮膚炎を治療します。
▼スタフィロコッカスを殺菌
有効成分のクロルヘキシジングルコン酸塩の働きによって、マラセチア皮膚炎を悪化させるスタフィロコッカス(ブドウ球菌)を殺菌します。
▼蚊よけ作用
蚊よけ成分のレモングラス精油を配合。蚊によって媒介されるフィラリア症(糸状虫症)が気になる方に嬉しい成分です。
▼爽やかなフレーバー
同じくレモングラス精油が爽やかな香りを演出。既存の動物用医薬品シャンプーにありがちな不快な臭いがありません
▼皮膚サポート作用
初乳(コロストラム)を配合。免疫機能を整えて、マラセチア菌に負けない皮膚をサポートします。
▼保湿作用
配合のローヤルゼリーエキスによる保湿作用によって、洗いあがりの皮膚に潤いを与えます。
▼毛並み保護作用
たんぱく質の構成成分である15のアミノ酸を配合。洗い上がりの繊細な毛並みを、やさしく保護します。
~15種のアミノ酸~
リシン、ヒスチジン、アルギニン、アスパラギン酸、トレオニン、セリン、グルタミン酸、プロリン、グリシン、アラニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、チロシン、フェニルアラニン
ミコナケアは、犬・猫のマラセチア皮膚炎を治療するとともに、多彩な配合成分の働きによって、様々な皮膚および被毛のサポート作用が期待できるシャンプーです。蚊よけの作用や爽やかな香りも特徴です。
▼投与方法
1. 被毛を、お湯または水で十分に湿らせてください。
2. 全身に擦り込むように本剤を投与し、泡立ててください。
3. 10分間放置した後、薬液を残さないよう全身をお湯または水で十分にすすいでください。
(ワンちゃん・ネコちゃんにとって、10分間大人しくしてもらうのは難しいことですが、適切な効果を発揮させるため、きっちりと時間を守りましょう。症状がひどい箇所から洗うことをおすすめいたします。)
▼投与回数
週に2回、投与してください。
1回使用した後は、3日以上の間隔をあけてください。
被毛の長さなどを考慮し、十分な泡立ちが得られ、薬液が流れ落ちない量を投与してください。
1本765ml
価格:2,480円
ミコナケア | マラセブ | |
---|---|---|
成分 | ・ミコナゾール硝酸塩 2% ・クロルヘキシジングルコン酸塩 | ・ミコナゾール硝酸塩 2% ・クロルヘキシジングルコン酸塩 2% |
特徴 | ・マラセチア真菌症などの皮膚疾患治療 ・蚊よけ作用 ・保湿作用 | ・マラセチア真菌症などの皮膚疾患治療 |
1本あたり ※複数購入なら更にお得 | 1本(765ml) 2,480円 | 1本(250ml) 2,534円 1本(500ml) 3,447円 1本(1000ml) 5,121円 |
100mlあたり | 約320円 | 約920円(250ml) 約630円(500ml) 約500円(1000ml) |
アダキシオシャンプー(犬用)
有効成分のミコナゾール硝酸塩とクロルヘキシジングルコン酸塩を含有した犬用のシャンプーです。
マラセチア皮膚炎を治療します。
1本200ml
価格:2,049円
ミコベットメディケートシャンプー
有効成分のミコナゾール硝酸塩とクロルヘキシジングルコン酸塩を含有した動物(犬・猫・馬)用のシャンプーです。マラセチア皮膚炎を治療します。
1本250ml
価格:2,189円
ダーマケア・アロビーン・オートミールシャンプー (Dermacare Aloveen Oatmeal Shampoo)
ーマケア・アロビーン・オートミールシャンプーは、乾燥やかゆみにアプローチする低刺激性の保湿シャンプーです。オートミールとアロエベラを含有。
皮膚にやさしい天然成分が、潤いをたっぷりともたらします。
また、やわらかい泡立ちと、phバランスを考慮した弱酸性なのも特長。
アレルギーの原因となる花粉やほこりなどをやさしく洗い上げるため、アトピー性皮膚炎やアレルギーの症状があるペットのスキンケアにも使用できます。
ダーマケア・アロビーン・オートミールシャンプーは、ペットの皮膚を清潔にすると同時に潤いを与え、乾燥やかゆみなどの対策に有用なシャンプーです。
子犬、子猫を含む、どの年齢の犬、猫にも使用することができます。
効果
潤いを与え、かゆみや乾燥などの悩みにアプローチする保湿シャンプーです。
使用方法
- 1被毛を湿らせ、アロビーン・シャンプーを数ヵ所に垂らします。
- シャンプーを泡立てながらやさしくマッサージするように洗います。 その際、スポンジを使用してもかまいません。
- オートミールの保湿成分を行きわたらせるために5分間ほど置き、シャンプーを完全に洗い落します。
メディダームシャンプー(MedidermShampoo)
メディダームシャンプー犬用500mlは、犬用のマラセチア皮膚炎予防用シャンプーです。抗菌性、抗真菌性のあるピロクトンオラミンを有用成分として含有し、増えすぎたマラセチアやブドウ球菌(細菌)に働きかけ、マラセチア皮膚炎を改善します。
また、メディダームシャンプー犬用500mlは、低刺激性で、皮膚・被毛にダメージを与えるとされるサルフェート(硫酸系界面活性剤)を含んでおらず、ペットの皮膚にやさしいシャンプーです。
■マラセチア皮膚炎とは
「マラセチア皮膚炎」は、脂漏性皮膚炎とも呼ばれる、マラセチア属真菌(カビ)により起こる皮膚の炎症疾患です。また、皮膚にいるブドウ球菌(細菌)も関与している場合が多いと考えられています。
メディダームシャンプー犬用500mlは、抗菌性や抗真菌性のあるピロクトンオラミンを有用成分とする、低刺激でペットにやさしいマラセチア皮膚炎用のシャンプーです。
温湯を使って前洗いした後、体の表面にまんべんなく塗布します。
全身をマッサージしながら泡立たせた後、約5分したら、温湯で全身を十分にすすぎます。
1週間に2~3回を目安に使用してください。
■投与量
体重10kg未満 --- 15~25ml
体重10~20kg未満 --- 25~40ml
体重20~40kg未満 --- 40~60ml
体重40kg以上 --- 50~75ml
マラセキュア 250ml
マラセキュアは、ミコナゾール硝酸塩(抗真菌成分)とクロルヘキシジングルコン酸塩(殺菌消毒成分 )をそれぞれ2%ずつ配合した、犬のマラセチア皮膚炎を治療(キュア)する国産外用剤です。
品質を重視されている日本国内の飼い主様にご満足いただけるよう、ボトルからの薬液の出しやすさから泡立ち、脱脂力、すすぎやすさ、香り、洗い上がりにまですべてにこだわって開発されました。
■クロルヘキシジングルコン酸塩2%配合
■ミコナゾール硝酸塩2%配合
■効能効果:犬:マラセチア皮膚炎
■使用方法:犬の被毛を温湯又は水で十分に湿らせ、本剤を全身に擦り込むように泡立てる。10分間放置した後、薬液を残さないように全身を温湯又は水で十分に濯ぎ洗う。
投与回数は1日1回、3日以上間隔をあけて週2回投与する。
1回当たりの基準使用量は体表面積に対して50mL/m2とする。体重と体表面積の関係から、体重別の投与量は下表のとおりとし、該当する範囲内で被毛長等を考慮して十分な泡立ちが得られ、流れ落ちない投与量を選択する。
体重/1回当たりの投与量
1.5〜3kg未満/5〜10mL
3〜5kg未満/10〜15mL
5〜10kg未満/15〜25mL
10〜15kg未満/25〜30mL
15〜20kg未満/30〜40mL
20〜30kg未満/40〜50mL
30〜40kg未満/50〜60mL
40〜50kg未満/60〜70mL
シャンプー療法の重要性
アレルギー性の皮膚炎の治療において、併発する膿皮症とマラセチア皮膚炎の排除は、もっとも重要なことと考えられています。
その目的に実施されるのが、シャンプー療法です。
シャンプー療法によって二次感染予防を目的にコントロールするだけでも掻痒を含む臨床症状は、かなり改善されます。
たとえ二次感染がなくても、アレルゲンが経皮的に侵入することを考えれば、シャンプーによって皮表(皮膚の表面)に存在するアレルゲンが洗い流され、曝露が少なくなります。
そのため、シャンプーは症状改善に効果的であり、皮膚の糜爛や潰瘍がないかぎり、実施すべきです。
感染がある症例では、グルコン酸クロルヘキシジンと硝酸ミコナゾールを含み、膿皮症とマラセチア皮膚炎を同時にコントロール可能なシャンプーを用います。
はじめの2週間は1日おきに実施し、その後は週2回に減らして実施します。
感染がコントロールされた後には、角層の細胞間脂質を補うセラミド疑似物質が含まれたシャンプーによる維持を週1回程度で実施します。
もちろん、抗菌薬の内服や外用による細胞間脂質の補充も考慮する必要があります。
皮膚と被毛の衛生状態の管理
非刺激性シャンプーによる薬浴も重要です。
オートミール、麻酔薬、抗ヒスタミン薬を含むシャンプーの使用効果に関する科学的根拠は認められていないです。
しかし、アデルミル(ビルバックジャバン)とデュクソラールシャンプー(日本全薬工業)の2つの脂質系シャンプーは有益であるとされています。
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ネット記事を読むときは、内容を鵜呑みにするのではなく、
情報のソースや科学的根拠はあるか?記事を書いている人は信用できるか?など、
その情報が正しいかどうか、信用するに値するかどうか判断することが大切です。
とっても大事なこと
愛猫や愛犬のわずかな変化に気付き、守ることができるのは飼い主様だけです!
病気になった時も、獣医師がしっかり説明をして、飼い主様が正しい知識を理解をして、ペットを含め、3者がともに協力しないといい結果は得られません。
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